出来かけワインとビールと告知と御礼と秋

みなさまお元気ですか？

9月も下旬なので当然と言えば当然ですが、すっかり気温も下がり、冷たい雨が降るたびに秋が深まっていくのを感じます。もう日本に帰ってきて8年にもなるのに、ドイツ時代のように厳しい冬が迫って来ちゃうような気がして、内心はビクビクしながらもまだ薄着で元気に過ごしています(笑)。しかし、今の時期が一番ドイツと気候が似てる気がします。

そういえばこの夏は、燦々と輝く太陽の下でビールを飲めなかったのが少し残念でした。ビールはたくさん飲みました。でも、最近は少し大人になって(笑)、日本酒とかワインとかにもずいぶん興味を持ち始めました。

ワインと言えば、先日の記事にも書きましたが、ドイツ時代はこの時期に出来かけのワインである、Federweisserというとても魅惑的な飲み物をこの季節には楽しんでおりました。まだ発酵過程にあるためシュワシュワしてて栓が出来ないので、市場やスーパーで買って、瓶を縦にしっかり持って帰らないといけませんでした。甘くてぶどうジュースのように口当たりが良いのですが、しっかりアルコールも含まれ、また酵母をろ過していないので、うっかり飲みすぎると、酔っ払ってフラフラしたり、お腹をくだして大変な惨事に見舞われることも。そんな理由からか、ウィーンなどの地域では、嵐という名前のドイツ語「Sturm(シュトゥルム)」がこの飲み物の呼び名になっています。

・・・で、前置きが長くなりましたが、そんな「若いワイン」のような室内楽グループを結成し、演奏会を開く事になりました。下記の要領で開催いたします。

STURM Ensemble Kammermusik Abend 2015
〜シュトゥルム アンサンブル 室内楽演奏会〜

日時：2015年10月24日（土）18:30開演 (18:00開場)
チケット：3500円(全席自由)
場所：東京建物八重洲ホール
　　　東京都中央区八重洲1-9-8　ヤエスメッグビルB1-B2
　　　(JR線「東京」駅、八重洲中央口より徒歩2分、
東京メトロ銀座線・東西線「日本橋」駅より徒歩５分)

　～プログラム～
J. ブラームス：クラリネット五重奏曲 ロ短調 Op.115
上萬雅洋：五つの小さな夜の歌(初演)
W. A. モーツァルト：クラリネット五重奏曲 イ長調 Kv.581

出演：STURM Ensemble(シュトゥルム・アンサンブル)
　クラリネット：人見 剛　北原 多美子
　ヴァイオリン：山口 恵三子　赤星 明奈
　ヴィオラ：小堀 まやか
　チェロ：行本 康子

クラリネットの珠玉の名曲二つ、そして、この日のために書いていただいた上萬雅洋さんの素敵なクラリネットデュオのための新作の初演をお聴きいただけます。是非是非みなさま足をお運びください！

そして、文末となりましたが、9月12日、Ensemble BarBier Concert Vol.3を無事終える事ができました。いつものごとく個人的反省は色々ありますが、会場満員のお客様と素敵な時間を過ごす事ができました。演奏家としてとても幸せな事だと嬉しく思っています。ありがとうございました！期せずしていつもプラチナチケットになってしまっていますが(笑)、次回も是非お越しください！！