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2015年12月 Archive

今年もあと8日/そしてあと一ヵ月

気がついてみればもう12月23日。あと8日で2015年も終わってしまいますね。毎年の事ですが、この時期は気を抜くと、やらないといけない事がなにも片付いていないのに、ただ日付だけが過ぎて行っている気がします。去年は比較的早めに年賀状に手をつけたのですが、今年は原案すら・・・。

さて、23という日付、ちょうど来月の23日はデュオ・リサイタルの日付となっております。チケット絶賛発売中ですので、ぜひみなさまお買い求めを!1月23日の夜の予定がまだお決まりでない方、よろしくお願いします!

さて...

久しぶりに見た太陽の塔!
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夜は目が光るんですね!
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...と、大阪に遊びに...ではなく、リハーサルをしにピアニストの中島五輪江さんを訪ねてまいりました。最後に一緒に演奏したのが2011年の12月でしたので、ほぼ4年ぶりの合わせ!元々今回の「Brahms Respekt」の企画も2012年中に開催する予定だったものを、僕の個人的な事情で延期をお願いしてここまで引き延ばしてしまいました。随分とお待たせしてしまったのであります。お互いの4年間の様々な活動や経験が多少のすれ違い(笑)を発生させたものの、やはり多くの音楽感の共有が出来る方です。懐かしく、そしてまた新しい感覚で充実した時間でした。1月23日、どうぞご期待下さい!!僕も本当に楽しみです。


たまには、近況報告以外の事も書きます(笑)。

今回のプログラムは、ブラームスの2つのソナタを軸に他の2曲も選んだのですが、4曲それぞれについて考えた時、僕がお世話になった先生方の顔が浮かびました。その内のWeberについて、少し今日は記してみます。

今回取り上げるGrand Duo Concertantですが、初めて演奏したのは大学3年の後期試験でしたから、1994年の1月なので、22年前のちょうど今頃に一生懸命練習していた事になります。

Weberはクラリネットを勉強する者にとっては絶対避けて通れない存在で、僕も最初に学んだ大きな曲が、大学入試の課題曲であったWeberのConcertinoでした。それまで吹奏楽の経験しかなかった自分のクラリネット演奏がいかに適当であったのかを知らしめ、専門家としての道を歩み始める心構えと基礎...というか根本を叩きこんでくださったのが、芦田修次先生でした。

指回しの苦手さから手をつけていなかった第2番のコンツェルトを根気よくご指導くださり、ドイツに渡る準備をしていた僕に自信をつけ不安を少し和らげてくださったのが、森田利明先生でした。

そして...今ではおそらく一番自信のあるレパートリーであるコンツェルトの第1番を生意気盛りの大学1年の時に最初に与えてくださり、また今もあんまり変わってないような気がしますが(笑)、夢だけは大きく語るものの実力が伴わなかったり、見当はずれの事をしたり考えたりしていた21歳の僕をズタズタに叩きのめし、そこから大反転して頑張る力をこのGrand Duoの指導を通して与えてくださったのが、 手塚実先生でした。

22年経った今でも、ズタズタに叩きのめされたレッスンの日の事は鮮明に覚えてます。多分人生で一番怒られたレッスン。本気で「クラリネットも音楽も辞めろ!」って言われました。

でも、確実に「あの日があったから今がある」という転機のひとつです。選曲した時にはすっかり忘れていましたが(笑)、心の中の何かがこの曲を思い出させてくれたのかも知れません。

今でも練習していると手塚先生の顔しか思い浮かびません。いつまでたっても気にかけてくださっていて幸せな弟子です。いつか先生にも聴いていただかないといけませんが、何と言って怒られるか、想像するだけで恐ろしいです。

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